ごちうさ聖地巡礼記(day2)

コルマールへの旅路

無事にパリ着を果たした一行。

出発が遅延した割には概ね時間通りに着いて良かったね、と言いつつ空港内の売店やカフェをチラ見し、そうは言ってもTGVの発車時刻まで1時間弱なので早速移動。

TGVの駅自体は空港から直結なので、10分かからずに到着し、改札*1前の待合場所で一旦休憩することに。

ここから、もみじさんと自販機の因縁(?)は始まるのであった……


プラットホームはその時の状況に応じて振り分けられるので、電子案内板を確認しつつ待ちます。

入線ちょい前にプラットホームが決まります 8時59分発の電車はまだ決まってないの図
※ 以降はツイート時間-7hが現地時間です


決まったところで移動を開始、印刷したTGVのチケット(QRコード)を読んでもらいつつ、駅構内へと進んでいきました。


駅はだだっ広い


どうやら昇降口(というより目印?)は各号車ごとに割り振られているわけではない様で、なんとなくの位置で待ちます。


今回は8号車なのでDとEの間くらいで待つ 途中まで等間隔っぽかったのに急に開く


入線! ホームゲートなんてものはありません


因みに、TGVの座席はこんな感じで、一部ボックス席がある様なレイアウトになっています。

1等車と2等車があるのですが、前者はグリーン車、後者は普通車のイメージ。しかし座席表を見て頂くと分かるように、シートピッチはあまり変わらず、座席の幅が少し広くなる程度の様です。

座席窓側にコンセント、座席下には小さいゴミ箱も付いているのが嬉しいところ。…コンセントは通電していなかったのですが。

ただ、乗り込んだ後に何段か階段があり、その後スーツケースの収納場所が狭いから入れにくい(下手すると埋まる)、更に連結部の自動ドアは人感センサーじゃなくてドアレバーやボタンで制御(一定時間で閉まる)のでスーツケースの出し入れ中にも無慈悲に閉まる、みたいなのは知らなかったので、ちょっと苦戦しました……。100Lのスーツケースで行ったのも悪いですけど。


兎に角無事にTGV乗車後、最初の頃は土地が広い! これが海外か!! みたいにはしゃぐ一行。


ひたすらの緑とたまに町 いっぱい写真も撮る


しかし、かなり単調な景色が続いて割合早くに飽きてしまったので、寝そべり撮影会に移行。

寝そべりを愛でたり 旅程を再確認したり 寝そべりを愛でたり


それも一段落し完全に暇になると、朝食(機内食)からある程度時間が経っていたこともあり、車内販売を見に行こうという話になりました。

元々メニューは確認していたのですが、実際に注文しようとなると謎の緊張で頼みやすそうなものだけにしてしまったのは失敗ポイント。

Une madeleine(仏語) and(突然の英語) cappuccino s'il vous plait.(仏語) みたいな乗り切り方をしていきます


スピーキングは拙いながらも単語とジェスチャーと雰囲気でどうにか汲んで貰えるのですが、リスニングが難しい…! 当たり前ですがこちらが頑張って聞かないと進まないので……


そんなこんなでTGV→TERに乗り換えるストラスブール駅へ到着。

駅舎がガラスに覆われた珍しい形をしています(詳しくは後日)


TERの切符を現地で買い、ストラスブールには後日戻ってくるので軽く駅内を散策するに留めます。

彼の地を目前にして、テンションも上がっていきます

コルマール


日本を出発してから27時間、遂に今回の目的地であるコルマールに到着しました!

皆様ご存じの通り、所謂聖地とされる旧市街は木組みの家と「石畳の街」であり、スーツケースには非常に厳しい環境なため、まずは荷物を預けるためホテルへ向けて移動します。

無料で乗れる市内循環バスがあるので、今回はそちらを使って移動しました。その他、有料の市バスみたいなものもあります。

今回乗った、ちっちゃかわいい緑のバス(とフライングのホテル内部)



最初は普通の市街地 でも既にカラフル




突如木組みの街ゾーンに突入します


フユちゃんとの再会場所、ジェラートを食べる公園など、数々の聖地を持つウンターリンデン美術館の近くで降車し、ホテルへ向かいます。

今回3泊したのは、Mercure Colmar Centre Unterlindenという、Accorグループでは中の上~上の下くらいのホテルです!

木組みではない普通のホテル


ちょっとスタイリッシュで広めな東横インみたいな感じ


しかも今回、自分が泊まった方のお部屋は角部屋で、窓から旧市街がちょっと見えるのが最高でした…!

扉開けた途端 見知らぬ世界へと


ホテルに泊まる際にはいくつかの注意点があり、基本的にスリッパはついておらず、パジャマも持ち込みの必要があり、シャンプーとボディーソープは兼用の物が1つ置いてあるだけなので、必要に応じて諸々持参することになります。あと、ケトルやバスタブも付いていないことが多いのですが、今回はその設備があるホテルにしたのでその点は快適に過ごせました。

お茶を淹れることも可能 水道水だと硬水なのでちょっと出にくい……

街を散策! のその前に

このまま街の散策に出かけたいところですが、翌日は日曜日ということでお店は殆ど閉まってしまいます。

翌日の夜のワインやおつまみ等も確保しておきたいところですが、それよりも重要なのはお水!

街中では殆ど自販機を見つけられなかったので、喉が渇いたら手持ちでどうにかするか、お店で休憩するかの2択になります。

この頃のフランスの気候としては、日向は暑いけど乾燥していて日陰に入れば十分涼しいという感じでしたが、汗がそこまで出なくとも思ったより水分が奪われている感じがします(個人談)。油断するとあっという間に熱中症になりそう…というか後日なりかけました……

そのため、MONOPRIXというフランスのスーパーで諸々調達してから街へ繰り出すことに。


パックで購入していきますが、バラで欲しい場合は自分でばらして持って行くようです。ばらされた後の残りとか、袋だけが残ってたりするのはあまり日本じゃ見ない気がするので面白いですね。



ばら売り(セルフサービス)と、ミネラルウォーターの抜け殻



安いお水だと6本パックで1.59€≒250円くらい


レシートの下にバーコードが付いていますが、セルフレジのゾーンはこのバーコードをかざさないと出られないようになっています。万引き対策でしょうか。

また、店のそこらかしこにバーコードスキャナが設置されており、商品の価格が分からないときはこれで確認することが出来ます。日本でも稀に見かける気がしますが、フランスのスーパーは遭遇率が高かった気がします。


コルマール最終日に買ったマンステールチーズ とても臭い(直球)

木組みの家と石畳の街

そんなこんなで準備を整えた後は、遂に街の散策です!!

ここから先は写真多めでどうぞ。


道中露店をやっているところがありました




ペーパークラフトで見たような花盛り(実は聖地) 飾り付けに気合い入ってる!




植木鉢も花盛り



街中花盛り



たまに特徴的な建物もあります


そして、まずはラビットハウスに行き本日のディナーを予約。

予約、もしかして難易度高いのでは…?(今回はf-takeさんにお任せ)


例の電車も通ります


その次は、ココアちゃんたちの通う高校であるメディアセンターへ。


実は、ラビットハウス(Au Chasseur)から徒歩1分という好立地なのです!



ここも花盛り

その後、今日のところは有名スポットを中心に街を巡ることに。


そして冒頭の写真へ戻る




こんなところにも聖地




これはベルコルノオフのクイズにも出しました


あっちを見てもこっちを見ても聖地なのですが、それ以外にも見所はいっぱい。

うさぎがいたり……





たまにドット化されたコウノトリやディアンドルっぽいものも見かけます



作中の通り、特徴的な看板もちらほら




そうこうしているうちに到着したのは、ラビハの次に有名と言っても過言じゃないチマメ橋。




チマメ橋を撮る 右下のテラス、覚えておいてください





チマメ橋を逆サイドから この周辺は取り立てて木組みの家率が高い気がします


チマメ橋近くの聖地 オフ会の為に写真を撮る人として撮られてました



BLOOM1羽の0:07辺り アニメの聖地もいっぱいあります



橋で釣りをする少年 ものの数分でマス的な何かが釣れていました




左右反転するタイプの聖地




11巻1話には聖地がいっぱい



きみもちょっとラビットハウスっぽいね


見て頂ければ分かる、この街のかわいさ。もうこれ以上記事要らないんじゃないかな

ラビットハウスの予約から4時間ほどの散策でしたが、あっという間に時間が過ぎていきました。…初日から飛ばしすぎていたかもしれません。

まだまだ見足りない気持ちはありましたが、予約の時間が近くなってきたので、ラビットハウスへ向かう事となりました。

いらっしゃいませ、ラビットハウスへようこそ!

ラビットハウスに着いたところで、偶然(嘘)コルマールに来ていたご注文はゆっきーですか?さんと合流。

…日本国内でお目にかかったことがないのに、コルマールで初エンカというのもなかなかすごい出会いです。


ゆっきーさんの聖地関連のお話も聞きつつ、一皿の量が結構あるので、皆でシェアして食べていきます。ソロの場合はメイン料理だけとかになりがちなので、ここまで一気に色んな種類を食べるのは珍しいんだとか。


一人で行ったらサラダとデザートだけで終わりそうな量



アルザス名物、タルトフランベ



これもアルザス名物、クグロフ…の型のアイスクリーム


味もおいしかった…はずなのですが、一日の疲れと、実はこの時日本時間で27時(=現地で20時)頃だったため、正直味が思い出せません…勿体ない……


食べ終えて店を出ると、夕食を食べた後だというのに驚きの明るさ。

実は、北海道(札幌市)の緯度は北緯43度ちょっとに対して、コルマールが48度ちょっとなので、季節による日照時間の差が日本より大きいのです。

時差ボケに追い打ちをかける日照時間の差


この頃は日の入りが21時半頃だったので、夕食が食べ終わった時間くらいでやっと夕方くらいの明るさになる程度で。

チマメ橋とかに行ける体力と気力が残っていれば良い写真が撮れたかもしれないですが、ホテルに戻ったら流石にもう出る気がしなくなってしまい、シャワーを浴びて眠りにつくことになりました……

朝型の人が起きそうな時間に寝るコルマール

今日のGPSログ

各記事の最後には、現地のGPSログを載せていこうと思います。

特に聖地にピンを立てているわけではありませんが、何かのご参考になれば。

…今回はほとんどTGVとTERですね! 是非コルマール部分を拡大してご覧ください。

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*1:といってもゲートがあるわけではなく職員が端末片手に確認してるだけ